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RC世代じゃないボクは、レジェンドの死を悲しみきれていない。
ただ、レジェンドに多くのミュージシャンが影響を受け、
知らず知らずのうちにボクにまで届いていることはよくわかる。

小学6年生。
おニャン子クラブの中で高井麻己子が大好きだったボクは「明星」とか
「平凡」で、うしろ指さされ組の情報を出来うる限り入手していた。
ゆうゆは眼中になく、とにかく高井麻己子のどんな情報でも知りたかった。
プロフィールは当然のこと、趣味や特技、好きなミュージシャン、ボクは
次々と高井麻己子のデータをインプットしていった。

ある時、犬派か猫派という質問に「猫派」と答えていた高井麻己子。
当時から動物があまり好きじゃないボクは無理矢理猫派を気取り、
我慢して野良猫をなでて、あげく全身に蕁麻疹が出て、病院に
半日入院したこともある。甘酸っぱい思い出だ。

好きなミュージシャンは?との質問に「忌野清志郎」と答えた高井麻己子。
いったい何て読むのかもわからない、見たこともないミュージシャンを、
さも知ってるかのように学級新聞に書き、今注目はコレだ!とかなんとかで
ひとり満足感に浸っていた。

その後、近所の本屋で、たぶんミュージックマガジンか何かで、はじめて
忌野清志郎を確認した時、「えっ!?コレ?」と思ったものだ。
ツンツンのヘアスタイルに、ド派手なメイク、爬虫類的なその風貌に
「高井麻己子・・・遠い存在だな・・・」と愕然とした。

時は経って、カップ麺のコマーシャルでタイマーズの
「デイドリーム・ビリーバー」が流れ、ヘルメットに作業服、サングラスに
マスクのその人が忌野清志郎だと知った時、その距離は急速に縮まった。

高井麻己子が秋本康と結婚し、またしても「えっ!?なんで?」と
思い知らされ、次第に高井麻己子はボクの中から消えていった。

そして、レジェンドも逝ってしまった。

ボクの中のゆるく、細いストーリーがひとつ終わりを迎えた。

甘酸っぱい思い出とレジェンドに・・・R.I.P.


迷ったけど、パステルズ的にはこれかなと。
 
KO
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Pastel Jazz パステルジャズ
ハンドクラップして、ステップ踏んで、ゲラゲラ笑って、キュンとする。
ネオアコ生まれフリーソウル育ち。
90年代にバフアウト!読んで、漠然とクラブにあこがれてた微熱少年が
30超えてもまだなお微熱冷めやらぬ鼻息荒めの隔月パーティー。
バカ騒ぎ終了胸騒ぎ開始!ってなっ。

新潟市のunder water bar prahaを
ホームグラウンドに活動していたが2010年5月活動休止。
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